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 2020/7/18
【夏季限定特別展】マイセンから見る工芸の世界

道の駅南魚沼にあります、今泉記念館アートステーションにて、今年も夏季限定特別展を開催します!

その名も「マイセンから見る工芸の世界」です。
昨年のガラス作品に続いて、今年は今泉記念館が所蔵する磁器をご紹介していきます。

磁器といえば、中国や日本のものが大変有名ですが、ヨーロッパでも約300年前から磁器生産が始まりました。
ヨーロッパでの磁器生産を最初に手掛けたのが、ドイツの「マイセン窯」です。

17世紀当時、中国や日本の磁器はヨーロッパの王侯貴族の間で大変な人気があり、上流階級の人々はこぞって東洋の磁器を買い集めていました。17世紀は中国では明朝、日本は江戸時代を迎えており、磁器の生産がとても盛んでした。中国や日本で作られた磁器がヨーロッパに輸出され、美しい白地と模様がヨーロッパの人々を虜にしました。

しかし、純白で薄く、硬く艶やかな硬質磁器はヨーロッパでは未だにつくりだすことのできないものでした。
列国の王侯貴族、事業家たちはやっきになって製法を見つけようとする中、ドイツのザクセン選帝侯アウグスト強王は、磁器を収集するだけでなく、磁器をヨーロッパで作り出したいと考えるようになり、東洋の磁器に匹敵するような白磁作りを錬金術師のベトガーに厳命しました。
ベドガーは研究を重ね、1709年に待望の磁器製造に成功します。 1710年に、ドイツのエルベ川のほとりにあるマイセン市に王立磁器製造工場が完成しました。
本展は、マイセンの磁器だけでなく、マイセンが生まれるきっかけとなった柿右衛門の磁器を始め、ヨーロッパ各所にある磁器窯の作品を展示します。

道の駅南魚沼に立ち寄った際には、ぜひ後ろにあります今泉記念館までお越し下さい。


期間 :2020年7月23日(木・祝)~9月22日(火・祝)まで
時間 :9時~17時まで ※最終入館は16時30分まで
入館料:大人500円 小・中・高校生:250円
    ※20名様以上で団体割引あり

【同時開催】 常設展示  : 棟方志功の世界
        常設企画展 : 南国の摩訶不思議な世界
        企画展   : 美しき日本の風景



チラシ

 
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